採用動画は見られない?ショートドラマで「応募したくなる」企業に変わる方法

採用動画は見られない?ショートドラマで「応募したくなる」企業に変わる方法

「せっかく多額の予算をかけて採用動画を作ったのに、ほとんど再生されない」「ターゲット層からのエントリーが思うように増えない」。近年、企業の採用・人事担当者からこのような悩みを耳にすることが急増しています。 スマートフォンの普及により、動画を通じて企業の魅力を伝えることは採用活動のスタンダードとなりました。しかし、その手法が陳腐化しつつある今、株式会社GOKKO(ごっこ倶楽部)によると、従来の「説明型」の採用動画ではZ世代を中心とした若手人材の心を動かすことは非常に困難になっているといいます。

本記事では、採用市場において企業が直面している課題を紐解きながら、SNSで爆発的な人気を誇る「縦型ショートドラマ」を活用して、求職者が自ら「応募したくなる」企業へと変わるための最新メソッドについて、株式会社GOKKOの知見を基に詳しく解説します。


1. なぜ従来の採用動画はZ世代に「見られない」のか?

「企業目線」のPRは瞬時に離脱される

企業の採用ページやYouTubeチャンネルに掲載されている採用動画の多くは、若手社員のインタビューや、綺麗に整えられたオフィスの紹介、あるいは経営層からのメッセージで構成されています。しかし、株式会社GOKKOの分析によれば、Z世代の求職者はこうした動画を「企業側が一方的に見せたいだけの広告(PR)」と瞬時に見抜き、再生開始からわずか数秒で離脱してしまう傾向にあります。企業が伝えたい情報と、求職者が見たい情報との間に、埋めがたい大きな乖離が存在しているのです。

Z世代が求める「タイパ」と「リアルな感情」

Z世代は、膨大な情報の中から自分にとって真に価値のあるコンテンツだけを瞬時に選別する「タイムパフォーマンス(タイパ)」を極めて重視しています。彼らは常にスマートフォンを片手に持ち、TikTokやYouTube Shortsといった縦型動画プラットフォームで無数のコンテンツをスワイプし続けています。 そのため、いくら企業の魅力が詰まっていても、冒頭で「面白そう」「自分に関係がありそう」と思わせる強力なフックがなければ、視聴者の可処分時間を奪うことはできません。 また、SNSネイティブである視聴者は「作られた綺麗な言葉」よりも「リアルな感情」や「共感」を求めています。企業が伝えたいスペック(給与や福利厚生、事業規模など)や表面的な「やりがい」を羅列するだけでは、感情的な結びつき(エンゲージメント)を生み出すことはできず、結果として「数ある企業の一つ」として記憶から消え去ってしまいます。


2. 採用の常識を変える「ショートドラマ」のアプローチ

伝えたいことは後回し。「物語」を最優先する

この「見られない」という採用動画の課題を根本から解決するソリューションとして、株式会社GOKKOが提唱しているのが「縦型ショートドラマ」の活用です。 株式会社GOKKOの制作ロジックでは、企業が伝えたいメッセージや募集要項を一旦後回しにし、まずは「視聴者の感情を動かす物語」を作ることを最優先とします。 例えば、「働くこと」にまつわる日常的な悩み、失敗した時の悔しさ、上司とのすれ違い、そしてそれを乗り越えた時の小さな喜び。誰もが経験する、あるいは共感できるリアルなシチュエーションを1〜3分程度のドラマとして描きます。視聴者は、スマートフォンの縦型画面いっぱいに映し出される登場人物の感情に没入し、あたかも自分がその世界にいるかのような感覚を覚えます。

コメント欄の共感が志望動機に変わる

株式会社GOKKOによると、こうしたショートドラマのコメント欄には、視聴者自身の仕事に対する悩みや経験談が数多く書き込まれ、視聴者同士のコミュニティが自然発生的に形成されます。そして、深い共感と感動という「読後感」を与えた後に、その舞台を提供している企業名が自然な形で提示されることで、求職者は「この企業は自分たちの気持ちを理解してくれている」「こんな温かい会社で働いてみたい」という強烈な好意と志望動機を抱くようになるのです。広告感のないエンターテインメントコンテンツこそが、最も強力な採用ブランディングツールとなります。


3. 驚異的な成果を生む企業の採用・ブランディング事例

リーチコスト効率140倍!パーソルホールディングスの成功

実際に、ショートドラマを用いて採用やコーポレートブランディングにおいて劇的な成果を上げている事例が存在します。 総合人材サービスのパーソルホールディングスの事例では、同社のグループビジョンである「はたらいて、笑おう。」をテーマにしたショートドラマをTikTok上で継続的に配信しました。 株式会社GOKKOによると、この施策では「今の仕事を選んだ理由」や「辞めそうになったけれど続けている理由」といった、働く人々がリアルに抱える葛藤や喜びに焦点を当てた作品が展開されました。その結果、アカウント開設からわずか数ヶ月でフォロワーが10万人に達し、現在は約17.8万人まで拡大しています。さらに、既存のテレビ施策と比較したリーチにおけるコスト効率は140倍という驚異的な数値を記録し、若年層へのブランド認知度と好感度を大幅に向上させることに成功しました。

参照記事:https://www.advertimes.com/20230731/article428198/

求人流入10倍以上!自社採用アカウントの圧倒的成果

また、株式会社GOKKO自身の採用活動においてもショートドラマは絶大な威力を発揮しています。 同社が運営する採用アカウント(飯きゅう!テッペン!ケツカッチン!)では、未経験のスタッフが苦悩しながらも監督としてデビューするまでのリアルな姿や、制作現場の裏側をドラマ仕立てで発信しました。株式会社GOKKOによると、この等身大のストーリーがZ世代の心を強く打ち、求人ページへの流入数が従来の10倍以上に増加するという圧倒的な成果をもたらしています。自社のリアルな雰囲気をドラマ化することが、採用においてどれほど有効かを示す好例です。


4. 認知から「エントリー(獲得)」へと繋げるフルファネル設計

バズを生んだ後の「CTA(行動喚起)」

ショートドラマの強みは、単なる認知拡大やブランディングにとどまりません。株式会社GOKKOのビジネス戦略によれば、ショートドラマは実際のエントリー(応募獲得)を促すダイレクトレスポンス(DR)施策としても強力に機能します。 具体的な手法として、まずはオーガニック投稿としてショートドラマを配信し、共感を集めてバズを生み出します。その後、ドラマで視聴者の感情が高ぶり、サービスや企業に対するモチベーションが最高潮に達したタイミング(動画の終了後など)に、「あなたの希望に合った求人を探せる」「まずは簡単無料登録」といった具体的な行動を促すCTA(コールトゥアクション)を追加します。

オーガニックから運用型広告へのスムーズな移行

株式会社GOKKOによると、このようにオーガニックで評価されたドラマ素材を広告用に再編集し、TikTokやその他のSNSプラットフォームで運用型広告として配信することで、広告特有の嫌悪感を抱かせることなく、スムーズかつ高確率で実際の応募行動へと結びつけることが可能になります。 従来の獲得向け広告は、バナーやテキストで直接的にメリットを訴求するものが主流でしたが、これらは「広告嫌い」の若年層には無視されがちです。しかし、ショートドラマを用いた広告であれば、ユーザーは「続きが気になる物語」としてコンテンツを消費し、その延長線上で自然とエントリーボタンを押すことになります。認知から獲得までを一気通貫で設計できる点が、ショートドラママーケティングの最大の魅力です。


まとめ:採用動画は「説明」から「共感体験」へ

これからの時代の採用活動において、企業は「自社の良さをどう説明するか」から、「いかに求職者の感情に寄り添い、心を動かす物語を共有するか」へと発想を転換する必要があります。 Z世代を中心とした求職者が求めているのは、綺麗に加工されたPR動画ではなく、自分自身の人生と重なり合うリアルなドラマです。株式会社GOKKOが手掛ける縦型ショートドラマは、そのための最も有効な手段として、多くの企業に採用活動のブレイクスルーをもたらしています。

採用難に悩む企業こそ、ショートドラマという新しい武器を手に取り、求職者が自ら「ここで働きたい」と熱望するような、魅力的なブランド体験を創り出してみてはいかがでしょうか。そこには、従来の採用手法では決して出会えなかった、共感で結ばれた新しい仲間との出会いが待っているはずです。